そこで、ケント先生の背景や過去について、設定集やライブなどで今までに公開されていることを振り返ってみたいと思います。
多分知らなくても楽しめる公演になっているとは思いますが、知っていたほうがより世界観に浸れるんじゃないかなと。
すべて公開されている内容なので大丈夫だとは思いますが、一応ネタバレ注意で、内容的にも結構衝撃的なので大丈夫な方のみ読み進めてくださいね。
【初音ミク】NAzNA【オリジナル】
2017年3月28日のアルスマグナ武道館ライブ、九瓏家のナンバーとして書き下ろされた楽曲です。これを聞きながら進んでいきたいと思います。
華麗なる九瓏(クロウ)一族
以前のブログでも書いた内容ではありますが、最初に九瓏(クロウ)家についての概要を。
うん・・すごく豪華な一族。
九瓏家は、アルスマグナが通う「私立九瓏ノ主(クロノス)学園」を代々経営しています。 ケント先生のひいおじいちゃんが学園の創立者で、両親はそれぞれ現在の学園の理事長と学園長。 ケント先生は2人兄弟の次男だけど・・いずれは学園を継ぐことになる身。
ケント先生は、忙しい両親のかわりに乳母に育てられました。 両親を慕いながら、ばあやと執事に囲まれながら幼少期を過ごしたのかな。その生い立ちは、なんとなくタツキくんと重なりますね。裕福な家庭で恵まれているようで寂しい・・そんな感じ。
九瓏家の闇、ケント様の影の始まり
それは、2016年12月のクリスマスプロムの中で明らかになりました。
それはまだ.....
ケント様が初等部に通われていた頃、可愛がっていた一匹の子犬が死にました。
愛犬の突然の死、悲しみの果てにケント様が決意なさったのは、黒魔術による反魂の儀。
すなわち、黒魔術で愛犬を生き返らせる事でした。
しかし儀式の最中、思わぬ闖入者が現れました。
三つ年上の兄、カイト様です。
容姿端麗、頭脳明晰、謹厳実直なお人柄、九瓏家を継ぐ者として、完璧な素養を持ったカイト様は、黒魔術に傾倒するケント様をほおって置く事が出来なかったのです。
そう、明るみに語れる真実としては.....
二人は取っ組み合いのけんかになりました。
書物は破れ、魔方陣は踏み荒らされます。
そして光に影がさす.....
事故だったのです。決して故意ではなかった。
ケント様はつかみかかってくるカイト様を押しのけようとしました。
体格でも単純な力でもお兄様にはかなわない。
だから、ありったけの力で突き飛ばすしかなかったのです。
突き飛ばした先にあったのは、背丈の二倍もある食器棚。
衝撃で倒れてきた食器棚はカイト様にのしかかり、
押しつぶし、
右足を砕き、
砕け散ったガラスは顔面へと降り注ぎ、
右目の光を奪い、
そして、顔を切り刻んだのです。
無残にも、あまりにも多くの破片を飲み込みながら.....
2016/12/22.24「アルスマグナSPECIAL LIVE 私立九瓏ノ主学園クリスマスプロム」より
悲劇・・としか言いようがありません。先生・・・。
設定資料集P99,100の年表で、中2で中等部に入学、他不可解な行動が見られるとこなど、深読みしすぎかもしれませんが、このことが影響したことなのではないかと思うとぞくっとします。 そうではないにしても、このことが、この後の先生の精神と人生に大きく影響したであろうことは安易に想像できます。
そして、九瓏家を支える「九瓏家執事」に光と影の2つの契ができます。
《九瓏主従の契》この契りが、武道館ライブ、九瓏家のナンバーとして書き下ろされた「NAzNA」の楽曲に込められています。
太陽の5か条
1.主人とはすなわち光。その輝きを敬い、愛し、心からおつかいいたします。
2.目を見開き、耳を傾け、あなたのご要望を察します。
3.誇り高き燕尾服に身を包み、常にあなたの後ろに控え、影のように付き従います。
4.あなた以外に主人は無く、わたくしのすべてをもって、あなたにお答えいたします。
5.我々の心情に、嘘偽りない事を誓います。
《九瓏主従の契》
月の5か条
1.光あるところに影あり。その因果を解し、光に仕えよ。
2.目を閉じ、口をつぐんで耳をふさげ。
3.闇色の衣に身を包み、影に組せよ。
4.影以外に真実は無く、影知る者に許されぬことはなし。
5.何人たりとも、あなたの影は踏ませない。我々があなたをお守りいたします。
2016/12/22.24「アルスマグナSPECIAL LIVE 私立九瓏ノ主学園クリスマスプロム」より
「NAzNA」を執事歌劇団さんが歌われていますが、歌い方がすごく曲にあっていて上品でかっこいいです。歌詞が九瓏家執事サイドの歌詞なので、イメージ的にもしっくりきます。
【執事歌劇団】NAzNA 歌わせて頂きました
九瓏家の今後の展開と兄弟の関係は果たして・・。
2017/11/23クリスマスプロムの中で、おそらくキネマ公演へのプロローグとなるストーリーが公開されました。
以下、皆様のライブレポよりストーリーとなる部分を抜粋、組み立てさせていただきましたが、解釈の違いで全く間違っている可能性もありますので、参考程度に読んでいただければと思います。
九瓏家のクリスマスパーティー
その後、雑談する執事たち。
カイト様はクロウ家から距離を置いており、ケント様と長い間会っていない。
カイト様の砕かれた右脚は使い物にならなくなっている。
執事「太陽と月、そのどちらを光とするのか」
ケント宛に差出人不明の赤い封筒の手紙が届く
それを確認する執事
1枚目
玪瓏たる光の業に影明るむとき
雲ちぎれて、懐剣人を分かつ
曇天忌めども晴れず
雷鳴を振るいて、黒の術匿いし
白の装束を嗤う(わらう)
2枚目
久しぶりだな、近頃随分と楽しそうじゃないか。
生徒たちと友達ごっこをしている姿は、昔子犬と戯れていた頃と同じで本当に可愛いよ。
お父様の功労賞受賞パーティーの招待状が届いた。
お前のような奔放な奴に教師をさせていることが理解できないが、今回の受賞はその柔軟さが評価されてのことなのだろうか。
出来損ないの俺も九瓏家の人間であるというだけで祝賀会には参加しないといけないらしい。
ボクの顔を忘れたわけじゃないだろ?
祝賀会で会えるのを楽しみにしている。
執事「カイト様がご帰宅なさるのですが?」
執事「我々があなたをお守りいたします」
それを先生が聞いてしまう
先生「お兄様が帰ってこられるのか・・・」
キネマ公演ではどのような展開が待っているのか・・・。楽しみなような怖いような・・。
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